Monday, 20 May 2013

女子DFBポカール決勝 VfLヴォルフスブルク v トゥルビネ・ポツダム

女子DFBポカール決勝の開催地はケルン!ということで、リーガを制し、今シーズン3冠の可能性のあるヴォルフスブルクと、リーガでは2位に終わり、ヴォルフスブルクを倒してタイトルを手に入れたいポツダムの試合を観に、1. FCケルンの本拠地であるライン・エネルギー・シュタディオンへ行ってきました。皆さんご存知の通り、我らがなでしこジャパンのストライカー、大儀見優季選手がポツダムに所属しています。

初めに試合の結果と感想を述べます。ハイライトはこちらから→http://tv.dfb.de/index.php?view=5855

試合は3-2でヴォルフスブルクが勝ち、国内2冠を決めました。ヴォルフスブルクが先に3点リードし、ポツダムがそこから2点返すという、最後まで手に汗握る展開。決勝戦にふさわしい、エンターテイメント性のある好ゲームでした。

効果的なダイレクトパスと個人技で比較的容易にゴール前までボールを運ぶヴォルフスブルクに対し、ポツダムは前線の大儀見選手やアノンマ選手にボールを当てても、潰されたり、前を向いても攻撃の人数が足りず、そこから展開するのに苦戦していたように感じました。しかし、ポツダムも時折サイド攻撃から崩す場面が見られ、特に前半18分の大儀見選手のヘディングシュートが決まっていれば、もっと楽に試合を進められたはずでした。

後半30分を過ぎてから両チームとも運動量が落ち、互いのゴール前でのシーンが増えました。ヴォルフスブルクはダメ押すチャンスを外しまくり、ポツダムは同点に追いつく惜しいチャンスが何度かありましたが、届きませんでした。

なでしこリーグはテレビでしか観たことがありませんが、ヨーロッパの女子サッカーは体格が大きいので、フィジカルコンタクトも見応えがあり、迫力がありました。

では、写真を。

ゲート。


ここ最近天気が良くなかったので、久しぶりに晴れた日曜日、みなさんお祭り状態です。


スタジアム北側。


今浦和で調子乗ってる人はここにいたのか〜(しみじみ)。


バックスタンド€15です。観に行かない手はありません。


こちら側のゴール裏は立ち見なので、ガラガラ。反対側はほぼ満員のように見えました。


みなさん試合直前まで外でお祭り状態なので、まだガラガラです。


選手入場後、今季リーガ得点王に輝いた大儀見選手の表彰。奥の小さいスクリーンに大儀見選手が写っています。ポツダムサポーターから「ユウキ!」コール。泣きそうでした。


キックオフ。


大儀見選手がPKを沈めて1点差!の図。横にいたラテン系と思われる兄ちゃんからしきりに話しかけられましたが、何言ってるかさっぱりわからなかったので、ああ17番ね、俺も日本から来たよ、とだけ返しておきました。


試合終了、歓喜のヴォルフスブルク。


挨拶に来るポツダムの選手達。サポーターもよくやった!という感じで、温かい拍手で迎えていました。心温まる場面です。


選手とサポーターの大儀見選手に対する信頼は相当なものがあると感じました。同じ日本人としてとても誇りに思います。泣きそうでした。



試合終了後、セレモニーも観たかったのですが、トラムが混むのが嫌だったのと、同居人からカレー作るからさっさと帰ってこいとの指令を受けていたので、帰路に。

ヴォルフスブルクは木曜日にスタンフォード・ブリッジで、大滝選手所属のオリンピック・リヨンとチャンピオンズリーグ決勝を戦います。こちらも良い試合になれば、と願います。


僕から以上。

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